「大人になってから新しいことを始めたいけれど、どうしても続かない…」そんな悩みを抱えている方は少なくありません。仕事や家庭の忙しさ、体力の変化、そして「自分には向いていないかも」という不安。子どものころのように、ただ楽しいだけでは続かないのが大人の習い事の現実です。
しかし、大人の習い事もちょっとした工夫やコツを知ることで、無理なく長く続けられるようになります。習い事は単なる趣味にとどまらず、生活を豊かにし、新しい友人やコミュニティとの出会い、そして達成感をもたらしてくれる大切な時間です。
以前、こちらの記事では私の体験談も書いていますので、宜しければご覧ください。

今回の記事では、アラフィフ世代でも実践しやすい、「大人の習い事を続けるための7つのヒント」を具体的に紹介します。ぜひご自身の生活に取り入れやすい方法を見つけてみてください。
続けられない理由を知る
習い事が続かない原因は人それぞれですが、大人に共通する理由はいくつかあります。
たとえば、仕事や家事で忙しくて時間が取れない、思ったように上達せずモチベーションが下がる、費用や移動の負担が大きい、一人で学ぶ孤独感などです。
例えば、仕事帰りにカルチャーセンターに通う場合、疲れてつい欠席してしまうことがあります。また、オンライン講座でも「今日は時間がない」と思うと、習慣化が難しくなります。
大切なのは、「なぜ自分が続けられないのか」を明確にすることです。原因がわかれば、時間帯や学び方、道具の揃え方などで工夫できるポイントが見えてきます。「忙しいからできない」と思い込むのではなく、「忙しい中でもこの時間なら取り組める」と具体的に考えることが、長続きの第一歩です。
ハードルを下げて気軽に始める
大人の習い事を続けるためには、最初のハードルを低く設定することが重要です。完璧を目指してしまうと、挫折の原因になりやすいからです。
時間のハードルを下げる
最初は短時間で始めるのがおすすめです。1時間のレッスンを30分だけ参加する、または週1回ではなく週2〜3回に分けて5分、10分などの短時間だけ取り入れるなど、少しずつ慣らすことで習慣化しやすくなります。無理なく始めることが、結果的に長く続けるコツです。
費用のハードルを下げる
道具具や受講料が高いと「始めるハードル」が高くなります。最初は体験レッスンや短期講座を活用し、高額な教材や設備は必要になった段階で揃えるのが安心です。たとえば、楽器なら中古やレンタルを活用、料理なら手元にある調理器具でできるレシピから始めるなどです。
場所のハードルを下げる
移動の負担も、続ける上で意外と大きなストレスです。通いやすい場所や自宅で受講できるオンライン講座を選ぶと、気軽に取り組めます。家から歩いて5分のカルチャーセンターや、オンラインレッスンなら移動時間がゼロ。忙しいアラフィフ世代には特におすすめです。
おすすめの時間帯は、朝の静かな時間(5時〜7時)や、昼下がりの落ち着いた時間帯です。朝は集中力が高く、夜の家事や疲れの影響を受けにくいため、習慣化しやすくなります。昼下がりなら、家事や仕事の合間に少しだけ取り組むことも可能です。
少しずつ上達を実感する
大人は「上達を感じられないとやる気がなくなる」という悩みがあります。だからこそ、小さな目標を設定して少しずつ達成感を味わうことが重要です。
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毎週1回、決まった課題をこなす
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練習や学びの時間を短くても毎日確保する
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成果を記録する(ノートや写真で進歩を確認)
例えば、絵画なら最初は簡単なスケッチから始めましょう。少しずつ色や陰影を取り入れることで、自分の成長を実感できます。楽器や語学も、1曲弾ける・フレーズを話せるなど、小さな達成を意識するだけで学ぶ楽しさが増します。
アラフィフ世代は、若いころのように短期間で上達することを期待せず、少しずつ上達するプロセスそのものを楽しむことが大切です。
仲間と一緒に楽しむ
一人で続けるのは大変でも、仲間と一緒なら習い事はもっと楽しくなります。
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グループレッスンに参加する
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SNSやLINEで同じ習い事をしている人とつながる
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友人と成果を見せ合う
仲間がいると、「自分も頑張ろう」という気持ちが生まれ、習慣化の助けになります。また、同年代の仲間と趣味を通じて交流することで、新しい友人やコミュニティとの出会いも生まれます。習い事は単に技術を学ぶだけでなく、人とのつながりを広げる機会にもなるのです。
自分に合った習い事を選ぶ
大人になってからの習い事は、子どものころのように「何でも楽しい」だけでは続きません。自分の興味やライフスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。
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体力や時間に合わせた運動系(ヨガ、ウォーキング、ダンス)
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集中力や知識を深める系(語学、書道、ピアノ)
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趣味として楽しむ系(料理、手芸、ガーデニング)
長く続けられる習い事を見つけるためには、短期講座や体験レッスンで試してみるのが安心です。無理なく楽しめるジャンルを選ぶことで、続ける意欲が自然に湧いてきます。
挫折しそうなときの対処法
習い事を続ける中で、誰でも挫折の波はやってきます。大切なのは「完璧を目指さず楽しむこと」と「無理せず調整すること」です。
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モチベーションが下がったら、まずは1回休む
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達成感を感じやすい課題に切り替える
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日常の中で習い事に触れる時間を作る(音楽ならラジオ、語学ならアプリ)
挫折しそうになったときに、「今日は無理しない」と割り切ることは、長く続けるための重要な戦略です。完璧にこだわらず、楽しむ気持ちを優先してください。
今日からできる小さな工夫(ジャンル別)
習い事を生活に自然に取り入れるためには、小さな工夫を毎日の生活に組み込むことがポイントです。ここではジャンル別に具体例を紹介します。
① 語学・知識系(英会話、フランス語など)
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朝のコーヒータイムに5分だけ単語やフレーズを覚える
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通勤時間にアプリでリスニングやクイズを取り入れる
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週末に友人とオンラインで会話練習を共有
② 音楽・芸術系(ピアノ、ギター、絵画など)
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家事の合間に短時間でスケッチや楽器の練習
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1日1フレーズや1曲だけ集中して練習
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作品や演奏をSNSや仲間に見せ、フィードバックをもらう
③ 運動・体験系(ヨガ、ダンス、ストレッチなど)
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朝や昼の空き時間に5〜10分のストレッチや軽い運動
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家事の合間にスクワットや軽い筋トレ
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週末に友人とオンラインレッン、YouTube活用も。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
大人の習い事は、年齢や忙しさを理由に諦めがちですが、少しの工夫と無理のないペースで取り組むことで、毎日の生活がぐっと豊かになります。
今日ご紹介した7つのヒントは、どれも「少しずつ取り入れられる」ものばかりです。焦らず、自分のペースで楽しむことが大切です。習い事を通じて新しい発見や達成感、仲間とのつながりを感じながら、日々の生活に彩りを加えていってください。
あなたの一歩が、これからの充実した習い事ライフにつながります。応援しています!
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