アルバイト・パートもきちんと選んで、スキルにしたい
アルバイト・パートどう選んでいますか
時給や自分に合った働き方ができるかなど、いろんな条件がまず気になりますよね。それももちろん大事です。ですが、それだけではなく、可能なら目的で選ぶことを目指したいし、お勧めしたいと思っています。
これは、かれこれ20年近く前の話しなので、現在とは状況は違うかもしれませんが、考え方のヒントになればと思って書いています。
そして、今、育児と仕事をどう両立させるか悩んでいる40代の自分自身にもヒントになると思っています。
社会人入試合格後のアルバイト探し 失敗談
私は20代のころ夜間の大学に行きながら昼間はアルバイトで生計を立てるという生活でした。
一度就職していたのに、退職してからまさかの学生ということもあり、親の援助は受けないと決めていました。（最後の方、持病で体調を崩してからは少し援助をしてもらいましたが）家賃、学費、生活費などのほとんどを自分の貯金とバイト代で賄っていました。
大学に入学する以前の仕事は技術職でしたので、事務系はさっぱりわかっていませんでした。進学した学部は文学部。卒業後も文化や芸術関係の仕事に就きたいと思ってのことです。技術系から文系へ本当に真逆の分野への転向でした。
社会人入試に合格し夜間主の大学生となった私は、アルバイトをどうするかと考えた際、とりあえず派遣会社に登録に行ってみました。エントリーはさせてもらえるだろうと安易に考えていたのですが、簡単なパソコンの試験に対応できず、即効落とされたのでした。
当時はExcelやWordもほとんど使えずに堂々と行った私、ある意味すごい。
でもその失敗で“汎用的で事務的なものを身に付けなければ派遣会社に登録すらしてもらえないと”という現実に気づかされました。
そして、なんとか知識と経験を身に付けなければと思いました。それが、バイトを吟味するきっかけになりました。出来る仕事をとりあえずする、では積みあがらないものがあると思ったのです。
退職して学生（夜間主）になった私がやったアルバイト３つ
私が学生時代にしたアルバイトは３つです。
英会話教室の受付
受付の補助なので、英語は必須ではないものの、外国人の先生に英語で伝えることも、ごくごくたまにありました。英語も学びたかったので、それなら英語に関わる仕事をしようと思ってやっていました。
パソコンスクールの講師
先ほど書いたように、パソコンが得意でなかった私です。なんとか、パソコンのスキルを手に入れようと思ったときに、思いついたのが講師のバイトでした。無謀すぎますが、若気の至りが上手く働きました。
さすがに、派遣会社の時に失敗があるので勉強をしてから行ったと思います。
たまたま、高齢の生徒さんが多いパソコンスクールで年賀状の作り方などを教えることはできました。年配の方に丁寧にお教えできることが高いスキルより求められていたのかもしれません。でも採用に当たっては、やる気を買ってもらったとしか言いようがありません。ありがたいことでした。
ですが、やはり実際の仕事はかなり大変でした。たまに難しい質問をしてくる生徒さんもいたので、その都度勉強をしたり、わからないときはほかのスタッフに尋ねたりしていました。教えるのが一番の学びっていうのは本当で、次の授業までにこの操作方法を身に付けなければということで、家でも調べたり練習したりしていました。
事務職のアルバイト
8時半から16時くらいまで事務をしていました。そちらで一般事務の作業を経験させてもらえたことは後々いろいろと役に立ちました。もちろん、パソコンスクールで覚えたことも活かせました。
英語、パソコン、事務職の経験の３つが学位とはほかに欲しかったものだったので、それをバイトで取り組んだのです。正確にいうと、バイトで習得しないと習いにいく時間もお金もなかったというのが現実的な理由です。
今は若い頃より、元気と勢いには欠けますが、育児と仕事の両方をするのはそれなりに忙しいので、そのマインドは今も持ち続けています。
仕事でスキルを身に付けたい
仕事って、お金をもらうためなのは一番だけど、スキルを身につけることができたり、仕事のやり方などいろんな人から学ぶことができたりする現場なのだと思います。
仕事での学びって、結構必死でやるからこそ身につくというのもありますよね。
学生アルバイトも、もしかして今後私がやるかもしれない主婦のパートも、時給やそのほかの条件ももちろん大事ですが、次のステップや将来の自分の目的に合ったものが絶対に良いです。目的に向けての学びが得られるものなら、お金をもらいながら学べる最強の時間になるかもしれません。
自分の目的が決まったら、それをやっている職種、仕事をとりあえず探してみましょう。ダメもとでも、アポだけでも。だって、そういうことを目指しているんだから、やる気だけはあるんですもの。
技術がなくてもやる気があるって、特に若い方ならなおさら、とても大切な力です。
私のような中年だと、技術がないのはちょこっと恥ずかしいですが、恥ずかしいなんて言ってられないくらいその分野にやる気があれば、それはそれですごいことだと思っています。
年齢を重ねると新しい分野へのチャレンジって怖くてできなくなることが多いから。でも、そんなこと吹っ飛ばしている人を見ると、本当にすごいなと思います。
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