「学校行きたくない」
小学校1年の秋、ある朝ふと出てきたその一言から、
我が家の毎日が少しずつ変わり始めました。
最初は、「ちょっと疲れてるのかな」くらいに思っていました。
でも気づけば、4ヶ月。
この間、実際にやってきたことを、感じたことを正直に書いてみようと思います。
■突然の始まり
登校したはずの子どもが、泣きながら帰ってきて
「学校に行きたくない」と言い出しました。
本当に突然のことで、とても驚きました。
理由を聞いても、うまく言葉にできない様子で、
その日は1時間ほど話を聞きながら過ごし、
午後から一緒に学校へ行きました。
この時は、こんなに長く続くとは思っていませんでした。
■最初の対応と甘かった見通し
次の日は「どうしても行きたくない」と言うので休ませ、
その次の日はなんとか登校。
「これでおさまるかもしれない」
そう思っていましたが、甘かったです。
そこから、
毎日、無理やり連れて行く日々が始まりました。
■無理やり連れて行っていた日々
泣きじゃくる息子の手を引き、
時には抱っこして連れて行く朝。
5分の通学路に2時間かかることもありました。
それでも学校に入ると、
息子は普通に過ごしていたようで、
先生から「通常通りでした」と言われることもあり、
安心してしまう自分もいました。
(でも本当は本人はきつかったのだと今は分かります。
無理して何もないような素振りをしていたのかと思うとかわいそうでした。
休み時間なのでは本当に楽しめていたこともあるかもしれませんが)
ただ、連れて行くまでがあまりにも大変で、
息子の抵抗もどんどん強くなっていきました。
■学校への相談とスクールカウンセラー
早い段階で学校に相談し、
さまざまな対応方法があることを教えてもらいました。
その一つがスクールカウンセラーでした。
家庭での様子や、
親である私自身の気持ちも含めて、
幅広く相談に乗ってもらいました。
子どものことだけでなく、
親の関わり方や気持ちについても話せたことで、
自分の中で気持ちや出来事が
少しずつ整理されていったように感じています。
■教育相談での気づき
教育相談では、
「無理やり連れて行くことは逆効果になる場合もある」
と指摘されました。
どこまでするべきか、こちらも疑問に思っていた時期でした。
意地になってやめられなかった自分もいました。
指摘もり、無理やりをやめてみると、
学校にいられる時間は極端に短くなりました。
それでも、
やり方を見直すきっかけになり、こちらも少し楽になりました。
■発達の不安と心療内科での相談
教育相談では、
発達の遅れがあることでこういうことになっているのか気になる、と伝えました。
教室に入れていた頃、
後ろを振り返ったり、
集中できていないように見えることがあったからです。
正直、
「何もないといい」と思う気持ちと同時に、
何か明確な理由があった方が
納得できるのではないか、
そんな気持ちもありました。
それは息子のためというより、
私自身が安心したかったのかもしれません。
紹介してもらった心療内科で相談した結果、
今のところは治療の必要はなく、
多動の傾向も見られないとのことでした。
ほっとした気持ちと同時に、
「原因がはっきりしない」という現実を
突きつけられたような感覚もありました。
■親としての気づき
ただ、その中で一つ大きな気づきがありました。
それは、
私と夫が息子のことで言い争いになることがあり、
その様子や空気を、
息子はしっかり感じ取っていたということです。
特に、
私のイライラは伝わっていたのだと思います。
このことにも気づいてはいたものの、
改めて意識すると、
申し訳ない気持ちになりました。
心療内科の先生からは、
「空気を読みすぎているのかもしれませんね」
と言われました。
その言葉は、
とても納得できるものでした。
■息子との向き合い方を変える
それをきっかけに、
息子としっかり話をする時間を
意識して作るようにしました。
まだ小さいですが、
一人の人格として向き合うこと。
様子を見ながら、
その時に合った関わり方を探しています。
■現在の状況(小2)
そして現在。
2年生になり、環境も変わったことで、
「もしかしたら登校できるようになるかもしれない」
そんな期待もありました。
でも、現実はそう簡単ではなく、
今も付き添い登校を続けています。
それでも、
これからは「本人の納得感」を
より大事にしていきたいと思うようになりました。
無理に進めるのではなく、
自分で少しずつ進んでいける形を探していきたい。
そう考えています。
幸い学校はとても協力的で、
これからも一緒に
作戦会議をしたりして関わっていただくことになっています。
先生に恵まれていることは、
我が家にとって、本当に大きな安心材料です。
日々、様子は変わっていきますが、
しばらくは「無理のない登校」を大切にしながら、
見守っていこうと思っています。
■不登校の定義について
ちなみに、息子は、
ほぼ毎日少しの時間でも学校には行っているので、
正確には「不登校」には当てはまらない状態です。
文部科学省の定義では、
年間30日以上欠席し、心理的・社会的な要因による場合を
不登校としています。
我が家の場合は、
いわゆる「不登校」というよりも、
行き渋りや部分的な登校に近い状態です。
■今、感じていること
何が正しいのかは、
きっとすぐには分かりません。
ただ、
その時その時でできることを選びながら、
ここまで来ました。
今もまだ途中です。
■最後に
思っていた以上に、
行き渋りや不登校は、
子どもだけでなく親にとってもしんどいものだと感じています。
先の見えない不安や、
どう関わればいいのか分からない迷いの中で、
日々過ごしている方も多いのではないでしょうか。
この経験が、
同じように悩んでいる保護者の方にとって、
少しでも参考になればうれしいです。
我が家もまだ途中ですが、
息子の成長を見守りつつ、過ごしていけたらと思っています。

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